オレンジの精油の持つスピリチュアルなストーリーや効果について

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三日月はづきです。

アロマ初心者に好まれやすい精油といえば、ラベンダーと並んで「オレンジスイート」があげられます。

甘く穏やかで親しみのあるあのフレッシュな香りが苦手だという方は少ないでしょう。

今回はそんなオレンジの精油について語らせていただきます。

オレンジとは何か?

オレンジと人類の歴史は長いです。

オレンジの原産地はインドのアッサム地方で、当初は熱帯産の珍しい植物として西方に持ち帰られ、徐々に知られるようになっていきました。

現在のオレンジの産地はブラジル、アメリカ、スペイン、イタリア、メキシコなど。
聖典であるコーランに描かれた楽園を象徴する果物として、オレンジはイスラムの人々に愛されるようになります。

また、まだ医学の知識が乏しかった時代に船乗り達の間で「壊血病」という病が流行りました。

この壊血病とは、新鮮な果物や野菜不足による恒常的なビタミンCの欠乏からくるもの。

飽和の時代の今ではあまりかかることのない病気ですが、この時代は特に新鮮な果物や野菜を取れなかった船乗りたちの間ではかかる人が多かったそうです。

この病とその原因が知られる前までは不治の病として恐れられていたのですが、18世紀に英国海軍の船医であったジェームス・リンドは、船員にオレンジやレモンを食べさせることでこの病気を防げることを発見しました。

それ以降、長旅にはビタミンCの豊富なオレンジ、レモン、ライムといった柑橘類をつむようになったそうです。

そして柑橘類の中でも特に親しまれてきたのがオレンジです。

酸味が強すぎず、甘味とのバランスが良いため生食が可能であるということがその理由でしょう。

また、後述するその香りも人気の大きな要因です。

オレンジのスピリチュアルストーリー

オレンジの精油といえば「安眠効果」

その背景にあるオレンジのスピリチュアルなストーリーは、人々に「安らぎを与えること」です。

同じ柑橘類でもレモンやライム、グレープフルーツは集中力ややる気を高めてくれる「覚醒系」なのに対し、オレンジは「鎮静系」です。

ただ、矛盾するようですが、安らぎだけでなくオレンジは元気や活力も与えてくれます。

これはオレンジは安らぎで回復を促し、元気や活力へとつなげてくれる為です。

オレンジの色にもそれが反映されております。

オレンジの色はまさに「オレンジ色」ですが、これは暖色系に分類されます。

暖色系の高彩度の色は心を高ぶらせる心理効果があり、人の心を上昇させ、やる気や活力もアップしていくのです。

また、食欲も増進させる効果がございます。

その一方で睡眠時の照明は暖色系のものが推奨されているように、低彩度の暖色系の色は心を落ち着かせ、安心を促す効果があるのです。

しかしオレンジの精油はどちらかといえば「安らぎ」の効果が前面に出たものとなっております。

安らぎは得やすそうで、得にくいものです。

多くの方は自宅(自室)が安らぎの場所であり、自分の部屋でくつろいでいる時が一番安らぎを感じると思われているはずです。

しかし自室にいても安らぎを阻害する要素は実は多く存在します。

一番多いのは「仕事への不安」ですね。

特に仕事が辛い、きつい、嫌だと感じている方は、本来は寛げる場所である自室にいても明日の仕事のことが頭から離れません。

「明日もまたあの代表の顔を見なければいけないのか…」

「明日もまたあの社長から罵倒されるのかな…」

など、仕事に対するストレスや心配、不安は尽きないのです。

それだけではありません。

隣室や上の部屋からの騒音も安らぎを阻害する大きな要因の一つですし、家族が安らぎを邪魔することもあります。

家族を養っている立場なのに家族から邪険な扱いをされている旦那様。

また、旦那様に対する不満が募っており、帰宅するのが憂鬱だという奥様も多いです。

家で安らぎを感じられるのは、仕事や家族、住環境への不満や不安が全くない方だけといえましょう。

ですがそのような方が果たしてどれぐらいいるでしょうか。

大抵の方は容易に安らぎを感じられないのです。

その証として近年は安らぎを求めてか、癒しコンテンツの需要が高まっており、人気を博しております。

これはそれだけ安らぎ難民となっている方が多いのでしょう。

ですが、そんな安らぎをオレンジは誰でも平等にもたらしてくれるのです。

信じられないかもしれませんが、精油は植物や果実のエネルギーを凝縮したもの。

人間にとって効果的に作用し、時に大きな効果も引き出してくれるのです。

オレンジの持つスピリチュアルな効果

一般的なオレンジの効果とはまた違ったスピリチュアルな効果について紹介して参ります。

人の持つ暖かさを引き出してくれる

香りからでも

  • 冷たさ
  • 暖かさ
  • 重さ

など、色と同様に様々なものを感じ取ることができますが、オレンジの精油の香りは暖かさを伴ったものです。

季節で言えば春や夏など、暖かい時期や暑い時期を連想させる香りです。

そしてオレンジの香りの持つ暖かさが人の持つ暖かさも引き出し、増幅してくれるのです。

深みを与えてくれる

オレンジの香りはトップノートであり、すぐに香りは拡散され消えやすくはありますが、決して軽い香りではありません。

その香りはむしろ深みのある香りです。

馴染みのある香りですのであまり深さは感じないかもしれませんが、オレンジにはお伝えしたように長い歴史がございます。

香りにもそんな悠久の時の流れを感じさせる深みがあるのです。

そしてその香りを取り入れた人にも深みを与え、それはやがて雰囲気にも反映されていきます。

不安を和らげてくれる

オレンジの持つ安らぎは不安も和らげてくれます。

温かみと深みを感じるその香りは包み込むように人に作用し、じんわりと不安を解消へと導いてくれるのです。

不安を大きく感じて神経が昂ってうまく眠れない、というときはオレンジの精油をティッシュに数滴垂らして枕元に置いてみてください。

そうすることでオレンジの香りが徐々に眠気を誘ってくれることでしょう。

最後に

オレンジの持つスピリチュアルなストーリー、効果はいかがだったでしょうか?

オレンジの香りが嫌いでなければ、きっとあなたを好サポートしてくれることになるでしょう。

オレンジの精油は一つ常備しておいて損することはございませんので、まだ試していない方はぜひお試しください。

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