三日月はづきです。
よくいただく相談の一つが
「私はいつまで独身なのでしょうか?」
「一生独身でも幸せになれますか?」
などの独身に関する質問です。
この質問の背景には独身でいることは良くないこと、結婚はするべきこと、独身だと幸福にはなれない…といった価値観や思い込みがあると思われます。
実際、結婚率が下がってきているとはいえ、まだまだ結婚という選択を選ばれる方が大多数です。
周囲の方が次々と結婚もしていけば焦りや不安を感じたりもするでしょう。
そこで今回はスピリチュアルな観点から生涯独身について解説していきたいと思います。
生涯独身でも幸せになれるのか?
まずは多くの方が一番知りたがっていることをお伝えいたします。
その答えは「人によっては幸せになれる」です。
身もふたもないかもしれませんが、全ては人次第なのです。
例えば今は結婚されていて幸せを感じている方が離婚し、その後も結婚しないで幸せを感じながら生きていくことは難しいでしょう。
こういった方は結婚が向いており、家族を養い守り、育てることに価値や喜び、生きがいを見出すからです。
ですが、中にはそのようなことにはあまり興味・関心がない方や向いていない方もいらっしゃいます。
そういった方は結婚をせずに生涯独身でも心変わりしなければ幸福になれます。
生涯独身で幸福を掴みには生きがいが重要
私の周りには生涯独身を貫くと誓っているような方は意外と多いです。
不思議とそんな彼らからは不安や孤独感、不幸感は全く感じられません。
場合によっては強がりのように聞こえるかもしれませんが、とても充実し、幸せで溢れていることが強く伝わってまいります。
ちなみに私の知人の占い師の先生は独身ですが、その方は占い(仕事)が生きがいとのことで、結婚のことについて話題になった時、彼はこのように語っておられました。
『いやぁ、私は仕事が恋人のようなもので…。特定の誰かではなくて、常に困っているご相談者様のそばにいて差し上げたい、って思っているんです。
それが私の幸せであり、生きがいなんです』
と、嬉しそうに語っておられました。
こちらの先生のように人の役に立つ、人の幸福に繋がるお仕事が生きがいになる方は非常に多いです。
あなたもこの二つに当てはまるお仕事をされているのであれば、それが生きがいとなる可能性は非常に高いと言えましょう。
何らかの生きがいを持つだけで人生は一気に豊かになり、幸福度も上昇していきます。
幸福度を上昇させることを妥協しないことも大切
幸福度は重要ですので、もう少し掘り下げて説明して参ります。
既婚者の方ももちろんですが、生涯独身で生きる覚悟のある方は自分の幸福を追求し妥協しないでください。
幸福になることを考え、幸福度が上がる努力を日々していくのです。
幸福度が限界まで上昇することで「幸せの沸点が低くなる」という効果があります。
これまでは幸せと感じられなかったような些細な良き事にも幸せと感じられるようになるのです。
「そよ風が心地よかった」
「街中で美味しそうな匂いがした」
「今日は寝起きが良かった」
この程度の事でも強く幸せを感じ、満たされていくことになるのです。
これはとても大きなことです。
私の知り合いにデンマークの占い師の先生がいらっしゃいます。
デンマークは世界で一番幸福度が高い国とされております。
そんなデンマーク在住の先生でも以前はあまり幸せではなかったそうです。
その先生は他のデンマーク人と少し違います。
それは外見面でも表れており、その先生はアジア人の血も少し入っているのです。
その為、外見も純粋な白人のそれとは違っており、よく昔は同級生からからかわれたり、差別的な体験も数多くしてきたそうです。
両親との関係も良好ではなく、心ない言葉を毎日のようにかけられてきたとのこと。
人間関係で苦しみ、一時は生きている意味さえも見失ってしまっていたほどとも仰られておりました。
そしてちょうどその時の幸福度はかなり低い数値でした。
幸福の感じ方には個人差があります。
しかし今は幸福度が急上昇しており、とても幸せな日々を過ごされておられます。
そして実に些細なことでも幸せを感じられるようになったそうです。
近所の人に挨拶をする時。
散歩をしていて新鮮な空気が鼻腔に入り込んできた時。
草木を愛でている時。
今までは何とも思っていなかった些細な瞬間でも、「自分は幸せだ」と強く感じられるようになったのだそうです。
そして世界はこんなにも素晴らしいものであることに気づかされたそうです。
小さな不満程度であればさすがにあるそうですが、それでもたくさん幸せを感じる瞬間があるので今はそれほど気にはならなくなったそうです。
その先生がこうなったのは幸福度が限界まで上昇し、幸福の沸点が低くなったからです。
幸福の沸点が低くなった世界はあなたが想像している以上に良いものだと思ってください。
時には弱音も吐く
人間はそこまで頑丈には出来ておりません。
時には弱音を吐き、素の自分をさらけだしてもいいのです。
かつての私のご相談者様であるMさん(仮名)はとてもネガティブな方でした。
「私は生涯独身」「婚期を逃した女に価値は無い」「賞味期限切れ」
このような言葉ばかりを言っておりました。
しかし、
「私で良いので愚痴を吐いて良いのですよ」
とお伝えして愚痴や弱音を吐いていただいたところ、随分とスッキリされたようでした。
その後からポジティブに考えられるようになり、状況は良い方向に変わっていきました。
このように時には弱音や愚痴を吐くことも重要です。
ただ、弱音や愚痴を吐く対象には注意です。
これは何も「人」でなくても構いません。
「海」や「空」に向かって愚痴となる言葉を念じるだけでも効果はありますので、ぜひお試しください。
最後に
生涯独身でも幸せになれる。
これは確かです。
そして
「自分は結婚するのだろうか?」
「それとも独身のまま生涯を終えてしまうのか?」
と気になる方は「未来のあなた」に問いかけてみるのがおすすめです。
その鑑定はこちらで提供しておりますので、もしご希望であれば遠慮なく申し付けください。