三日月はづきです。
前回のオレンジに並んで馴染み深く使いやすい「レモン」について今回は語らせていただきます。
レモンほど使いやすく、親しまれている果物もそうそうないのではないでしょうか?
生食にこそ不向きですが、その果汁や皮は様々な料理との相性が良く、お菓子作りにも欠かせません。
ですがレモンの精油は果実のレモンほどメジャーではないようです。
これはレモンの香りはあまりにも日常に根付いているから(特別感に欠けるから)
あえて精油として買う必要はない、と感じている方が多いのかもしれません。
ですが果実と精油は全くの別物です。
それぞれの用途というものがありますので、それを今回は詳しく説明して参りましょう。
レモンの香りが嫌いでなければあって損するものではございません
レモンとは何か?
まずはレモンの歴史から説明して参りましょう。
レモンはどこからやってきたか。
レモンといえばヨーロッパ、特にイタリアのイメージがあるかもしれませんね。
しかし意外なことにレモンの始まりは中国です。
レモンの祖先にあたる果物は中国南部、もしくはインダス文明周辺が起源といわれ、中近東を経てヨーロッパへ渡ったのです。
そしてトマトなどと同様に、初期はレモンも食用ではなく観賞用でした。
それまではビビッドな色の果物や野菜は少なかったことや、あやざかな色は「毒」を意味する警戒色というイメージが先行し、食べようとするものがいなかったようです。
そして明治のはじめ1873年、日本で一番初めにレモンが伝わったのは静岡県の熱海です。
湯治に来ていた外国人が庭先にレモンの種を播いたのが始まりといわれております。
レモンのスピリチュアルストーリー
レモンの使命は「人々の潤滑剤」です。
それ単体で効果を発揮するものではなく、人の手に渡って初めて本来の力を発揮することになるのです。
また、レモン自体の力はそれほど大きくはありません。
「少しだけ変える」程度の絶妙な匙加減の変化の力なのです。
変化は大きければ大きいほど良いというわけではありません。
少しの変化の方が良い方向に物事が進んでいくことも多いのです。
そしてレモンは潤滑剤として主役を際立たせる優れた力があります。
例えば「揚げ物にレモン」
これは好き嫌いがわかれますが、必ずといって良いほど外食時の揚げ物料理にはレモンが添えられておりますよね。
これは単に揚げ物の油っぽさを中和してくれるからだけではございません。
レモンの鮮やかな黄色には食欲を増進させる効果があり、レモンがあるだけで「食欲がそそられる」のです。
茶色には制限や減少といった相反する意味があるので、それを打ち消す効果もレモンは果たしてくれているのです。
また、AGEという老化に繋がる成分が揚げ物には多量に含まれているのですが、レモンを絞るだけでAGEが減るとも言われております。
そしてレモンの香りは軽く、精油として使った時もトップノートですぐに消え、拡散されていきます。
実は強そうに見えて主張が弱く、様々な物との相性が良いのです。
ですから他の精油とブレンドする時もレモンは様々な精油の香りを邪魔しない程度に変えてくれます。
主役を邪魔せず、その主役をより際立たせる。
更にそれだけでなく悪い要素も打ち消してくれる。
という非常に多彩なサポートをしてくれるのです。
生食には向かないことからあなたもレモンは料理の脇役というイメージがあったかもしれません。
ですがその脇役としてのバランスに非常に優れていたから、国境を超えて様々な国で今日まで愛され続けてきたのでしょう。
レモンはまさに人々の潤滑油として欠かせない存在なのです。
レモンの持つスピリチュアルな効果
一般的なレモンの効果とはまた違ったスピリチュアルな効果について紹介して参ります。
人の持つ魅力を引き立ててくれる
お伝えしたようにレモンは主役を引き立ててくれます。
唐揚げで言えば唐揚げという主役をより引き立て、美味しくしてくれるのです。
それは人間であっても同様です。
レモンの香りは
- 明るさ
- 元気さ
- 未来への希望
- 清潔さ
などで溢れております。
これはレモンの持つコンセプトカラーである黄色からくるものも大きいです。
レモンの持つ香りを纏ったり、レモンの精油を吸収したりすることであなたの魅力はどんどんと高まり、輝いていきます。
そしてこのレモンの香りはコーラとの相性も抜群!
コーラの持つスピリチュアル効果も高めてくれます。
目に見えない脅威から守ってくれる
レモンには抗菌・抗ウイルス作用があり、レモンには良くないエネルギーを取り除き、無効化する力もございます。
ですので今のご時世、レモンは非常に強力な味方となってくれるでしょう。
また、抗菌効果のあるレモンは「悪霊退散」へと繋がることもあります。
なぜなら悪霊などの良くない霊は良くないものに引き寄せられる傾向にあるのですが、それは目に見えない小さな菌であっても同じです。
良くない菌が繁殖しているような場所には良くない霊も集まりやすいのです。
ですが抗菌・除菌をしているクリーンな空間には良くない霊も寄り付かなくなります。
「クリーンで清潔な空間と悪霊」
「レモンと悪霊」
こうして言葉で表現してみるだけでも。なんだか似つかわしくない違和感のある組み合わせだと感じられるのではないでしょうか?
レモンの精油でお部屋のお掃除やトリートメント、芳香欲をするだけでも効果はあります。
レモンには消臭効果もあり、特にお掃除との相性が良いのでお掃除の時にはレモンの精油を使うようにしましょう。
マイナスな気を和らげてくれる
レモンは人の気持ちにも効果的に作用します。
マイナスな気持ちになった時は是非レモンの精油を使いましょう。
レモンのフレッシュで爽やかな香りが、あなたの落ち込んだ気持ちをきっと変えてくれるでしょう。
即効性こそありませんが、レモンの精油を使い芳香浴をすることで、徐々に気分は晴れやかなものになっていきます。
習慣的に使い続けることで気持ちが暗くなりにくくなります。
最後に
レモンはそのまま食べるという方は少ないと思いますが、レモンのパワーをそのままいただきたいのであれば、是非丸かじりしてみてください。
酸味がどうしても気になるのであれば、はちみつをかけてみてお試しください。
レモンに限った話ではありませんが、果物や野菜は基本的に皮に一番栄養がつまっておりますので、皮も残すことなく食べましょう。
そしてレモンのパワーが凝縮された精油は果実以上に優れた力がございます。
特に気分が沈みやすいという方は積極的に使っていきましょう。