三日月はづきです。
今回は「エゴ」について説明させていただきます。
エゴとは「エゴイズム」のこと。
利己主義という意味で、「自分だけがよければ良い人や様」のことです。
そんなエゴの塊の人をエゴイスト(利己主義者)といいます。
エゴイストは他人の被る不利益を省みず、自らの利益だけを求めて行動していきます。
全てにおいて自分優先であり、他人よりも自分が第一です。
そしてスピリチュアルカウンセラーや占い師は口癖のように「エゴを手放そう」と言います。
私も他のスピリチュアルカウンセラーや占い師と同じ意見です。
では、なぜエゴを手放すべきなのか。
エゴを所有したままだとどうなるのか?
こちらについて詳しくお伝えしていきましょう。
エゴには誰にでもある
エゴは利己的でわがままで自己中心的な方にのみあるものではございません。
エゴを手放した方を除き、全ての方にあるものなのです。
スピリチュアルな視点から見れば
- 怒り
- 喜び
- 恐怖
- 悲しみ
など、喜怒哀楽も同じく広義でのエゴとなります。
喜怒哀楽といった人間にとって基本的な感情の先に利己的な感情もあるからです。
例えば怒りは、他人を巻き込む形になることが多いです。
もちろん自分一人で完結できる方もいますが、多くは「怒りを第三者にぶつける」ことで発散しているのです。
あなたの会社にはいつもイライラしていて、怒りっぽい方はいませんか?
そのような方は重箱の隅をつつくような理由で自分の怒りを第三者にぶつける傾向があります。
一言で言えば、怒りでストレスを発散しているのです。
全ての方がそうとは言いません。
しかし怒りに限らず、自らの感情を利己的に利用する方は多いです。
他にはとても面白い映画を見た後、一方的にその映画の感想を捲し立てるように話し始めたり、好きな芸能人と遭遇し握手してもらった喜びを電話で友人に報告したり、
このような自分の喜びや感動を他人と共有する行為もまた利己的な行為です。
「この喜びを友達とも共有したくって〜」
と説明する方もいらっしゃいますが、そのほとんどは他人のためではなく自分の為の行為です。
相手がおおらかな方であれば特に問題も起きないでしょう。
しかし、人によっては
「時間を奪われた」
「面倒だな」
「つまらないな」
と、迷惑に感じる方もいらっしゃいます。
これが自分のエゴのために理不尽な怒りでもぶつけられようものであればたまったものではありません。
まとめますとエゴを手放さないと他人に迷惑をかけ続けることになってしまうのです。
エゴを手放さないと罪悪感で潰れる可能性がある
多くの日本人は「人様に迷惑をかけるな」という教育を幼い頃から受けております。
ですから日本は犯罪が少なく、公共交通機関も静かで街にゴミがあまり落ちていないのです。
国によってはお互い迷惑をかけているのだから多少の迷惑はかかっても仕方がないという考えのもと動くところもあります。
しかし、日本人は人に迷惑をかける行為をすると、それに本人の意識とは無関係に「罪悪感」を抱えることになります。
日本人は迷惑行為とされている事をすると、罪悪感を覚えてしまうのです。
そしてその罪悪感が募っていくと、罪悪感に潰れ「自分のことが嫌いになってしまう」可能性が高いです。
私の知る限り、罪悪感で潰れやすいタイプの方は二種類存在します。
一つは「喫煙者」です。
喫煙者と非喫煙者では喫煙という行為の捉え方に大きなギャップがございます。
喫煙者は喫煙をそれほど悪い行為だと認識していないことが多く、喫煙マナーの意識もゆるい方が多いです。
喫煙者にとっては「この程度なら大丈夫だろう」ということは非喫煙者にとってはNGで、迷惑だと感じるケースが多いのです。
(例:タバコ休憩を取る 路上喫煙をする)
そして近年は特に非喫煙者からのヘイトを受けやすく、本人は無自覚でも無意識のうちに罪悪感が募ってしまうことが多いです。
そしてもう一つは先で挙げた「エゴイスト」です。
我儘で利己的で常に自分勝手な行動を取る方も、やはり本人は無自覚でもそのようなエゴ丸出しの行動をとるほどに罪悪感が募ってまいります。
そしてエゴは早めに手放しておいた方が良いと一般的にされているのは、エゴは歳を重ねるごとに大きくなる傾向にあるからです。
歳を重ねると丸くなる人と横柄になる人にわかれますが、前者はエゴをしっかりと手放した方。
そして後者はエゴを手放せなかった方であることが多いのです。
よくいるご高齢のクレーマーはエゴが手放せなかった方の成れの果ての姿といって良いでしょう。
そのような方は言うまでもなく嫌われ、疎まれます。
誰もそうはなりたくはないと思います。
ですので早期にエゴを手放した方が良いというわけなのです。
エゴの手放し方とは?
エゴを手放すことは一朝一夕でできるものではございませんが、手放し方は非常にシンプルでございます。
まずは自分のエゴを意識し、気付きましょう。
自分のエゴが何かなのか。
それに気づいていない方は多いです。
自分自身の我儘、欲求などにエゴが隠されております。
例えば、あなたのエゴが「愚痴を友人に吐く」ことだったとしましょう。
毎週末、会社の社長の悪口を友人に吐く事が良いストレスの解消になっている方は多いと思います。
ですが世の中、全ての人が大らかで心優しく寛容というわけではございません。
愚痴を吐かれるのは正直嫌だ、こちらまで憂鬱になる、という方も多いでしょう。
もちろん、私たち占い師やスピリチュアルカウンセラーに愚痴を吐く分には一向に構わないのです。
私たちは愚痴を受け止めることも仕事の一つですから。
しかし…愚痴を吐く事を快く思っていない方に自らのストレス解消のために愚痴を吐き続けるのは間違いなくエゴです。
そしてそのような行為を続けていくと罪悪感が募っていってしまいます。
ですので、もしもそのような場合は愚痴を吐くというエゴを抑えていきましょう。
しかし完全に断ち切ろうとすると罪悪感は募りませんが、ストレスが溜まっていきます。
そこで誰も被害者を生み出さない代償行為を見つけましょう。
禁煙する方が煙草の代わりにアメやガムなどで欲求を満たすように、禁酒する方がお酒の代わりに甘いもので欲求を満たすように、行き場を無くしたエゴの受け止め口となる代償行為を見つけるのです。
愚痴を吐くのであれば、お伝えしたように私たち占い師やスピリチュアルカウンセラーに言うのでも構いませんし、海や空など大いなる存在に向かって愚痴を投げつけることもおすすめです。
青春映画のように海に向かって
「ばかやろーーーーー!!!!!!!!!!」
と叫ぶ感覚で、海や空などに向かって愚痴を念じてみるようにしてください。
あまり知られておりませんが、海や空などは人間の持つエネルギーや欲求を受け止め、抑え込む力があります。
それを習慣にすることでいつの間にかあなたの中のモヤモヤした気持ちは薄れていくことになるでしょう。
最後に
自分一人でエゴを手放すのは難しそうだ。
一日も早くにエゴを捨てたい!
という方はこの三日月はづきまでご相談ください。
私であれば様々な鑑定が可能ですので、あなたにとってベストな鑑定方法であなたがエゴから解放されるように導いてまいりましょう。