三日月はづきです。
今回は「祈り」の持つ力について解説してまいります。
私はたびたびご相談者様に
「〜〜に祈りなさい」
と、このようにアドバイスをさせていただくことがございます。
その際に「祈りって効果があるのですか?」という質問をいただきます。
もちろん効果があるからこそアドバイスしているわけですが、スピリチュアルにあまり関心の無い方ですと、祈りの効果について半信半疑の方も多いようです。
そこで今回は祈りの持つ力と効果的な祈り方や注意点などについてお教えしたいと思います。
日本人と祈りについて 日本人は古来より無意識に祈ってきた
神に対して祈るという行為は、人類に普遍的なものです。
地球上に存在するどのような宗教であってもそれ特有の神があり、その宗教に属する人々は常に神に祈っております。
例えばイスラム教では祈りの場として「モスク」が存在しております。
モスクとは、アラビア語でひざまずく場所を意味しており、モスクにおいて信者たちは文字通りにひざまずいて祈りを捧げるのです。
では、日本はどうでしょうか。
日本人は宗教感が薄く、「自分は無宗教」と公言する方も多いですが、実際はそういった方でも神社に足を運び祈りを捧げます。
また、神社だけではございません。
日本は八百万の神という神道における神の概念において、森羅万象に神の発現を認めております。
つまりあらゆる物に神は宿っているということですね。
この概念が日本人のバックボーンにあるため、日本では石や岩、木などを神として崇め、あらゆる場所で祈ってきたわけです。
つまり日本ではたとえ無宗教であったとしても、祈るという行為は無意識のうちに行っていることなのです。
祈りの効果に対して半信半疑な方でも、祈るという行為そのものに抵抗感がある方はほとんどいません。
あなた様も祈ること自体はすんなりと抵抗なくこれまでやってきたのではないでしょうか?
これは大きな強みと言えます。
祈る場所はどこでも良い
イスラム教では祈りの場として「モスク」があるとお伝えいたしました。
イスラム教徒は1日5回、しっかりと祈る必要があるからです。
ただし、1日5回の祈りをすべてモスクで行う人たちは決して多くありません。
モスクでの集団礼拝は毎週金曜日と定められており、集団礼拝は仲間が集まる機会でもあります。
イスラム教では信者の集まり、集合体を「ウンマ」と呼びます。
その存在を重視しており、それぞれ好きな場所で祈りを捧げているのです。
その一方、日本人はどうでしょうか?
祈りは神社・仏閣で捧げなければならない。
そうでなければ神や仏様に祈りは届かない、と思い込んでいる方が多いのではないでしょうか?
確かに神社・仏閣で祈りを捧げた方が神や仏様との距離が近いので、祈りは届きやすくはあります。
ですので時間的な余裕があれば神社・仏閣で祈った方が良いのですが、自宅や職場で祈りを捧げたらいけないのかというと、全くそのようなことはございません。
祈らないよりかは祈った方が良いです。
特に神のご加護を感じられた時(例:不思議な力が働き守られたような感じがした)、守護霊に感謝の気持ちを届けたい場合はすぐにその場で祈るようにしましょう。
愛や優しさを基調とした祈りを捧げる
祈りは内容が重要です。
「祈っても祈っても全く祈りが届いた感じがしない…」
「本当に祈りって効果があるの?」
と疑問に感じられている方は、祈りの内容を確認してみましょう。
自分本位な祈りとなっておりませんか?
誰かの不幸を願う内容になっておりませんか?
意外に感じる方も多いかもしれませんが、誰かの不幸を祈っている方はかなり多いのです。
例えばブラック企業に勤めていて、過酷な環境にも文句を言わず散々その会社に勤めていたのに、最後に恩を仇で返すような仕打ちをされた…
このような例で辞めた後に、会社やその会社の代表の不幸を祈ってしまう方はかなり多いのです。
ですがいかに酷い仕打ちをされようとも、その代表が憎くても、その人や会社の不幸を願ってはいけません。
不幸を願い続ければそれは祈りではなく、「呪い」となってしまうことがあります。
呪いは人を傷つけるとても良くない行為であり、最大級の「悪業」に含まれます。
一説では呪いをかけたら天国にはいけないという説もありますので、決して人の不幸を祈り続けてはいけません。
それよりも祈るべきは世界平和や幸せ、恋愛成就など優しさや愛へと繋がることです。
優しさや愛は神や仏が求めていることでもありますので、そのような祈りは成就へとつながりやすくなります。
祈り=波動でもあると考えられるのですが
例えば「戦争が起きませんように・・」
というのは不安や怖れからくる祈りなので
効果はなく「今起きている事は人類に必要があって起きているから大丈夫」というような
全てを包み込む愛や安心といった祈りは
自分を癒し世界も癒す事になるそうです— 真実の扉 (@chan79140571) April 25, 2022
物に祈りを込める
祈りというのは目に見えないスピリチュアルなものです。
込められた祈りというのは込めた人によって異なりますが、基本的には一般の方が込める祈りはすぐに消えてしまうものです。
瞬発的な力はあるのですが、すぐに萎むように消えてしまうので花火に例えられることがございます。
ですが何か物に祈りを込めることで、その祈りは長続きすることがございます。
祈りを込めやすいのは「千羽鶴」です。
多数の鶴の描かれた模様や絵画、および折り紙である折り鶴を1000羽作り、糸などで綴じて束ねたものを指します。
よく病気の早期回復を願い、入院中の方に送られたりしますよね。
ただし鶴を1000羽折る必要は無く、一つだけでもしっかりと願いの気持ちを強く持って折る事でその願いは鶴に宿るのです。
これには鶴という動物の持つ特性も関係しております。
鶴は「祈りや幸せを運ぶ」スピリチュアルな存在とされている動物です。
本物の鶴でなく、折り紙の鶴でもその効果は発揮されるのです。
ただし、送る人は100パーセントの善意を持って送っても、鶴を送る行為はありがた迷惑になることがございます。
特に千羽鶴ともなると大きく場所を取るので、千羽鶴を作るのは良いにしても、送るのは本人にあらかじめ一言了承を得てからにされた方が良いでしょう。
そして本人の元に送らずとも、手元に祈りを込めた鶴を残すことで、その祈りは種火のようにゆっくりと実感へと向かって進み出します。
千羽鶴は、祈りのアイテムなので、折る人を呪いから防ぐ効果は確実にあります。ただ、祈りの対象となる相手への直接の効果はない上、輸送したりすると、手続きなどのコストゆえに呪具になりかねません。
身近な場所でお焚き上げするなどの仕組みが一般常識になればいいのですが。— 銅大 (@bakagane) April 19, 2022
最後に
祈りについて解説させていただきましたがk、目から鱗という方も多かったのではないでしょうか?
祈りは神社・仏閣のみで捧げなければいけないことではなく、自宅や職場からでもできるので、日頃お世話になっている守護霊や神様には毎日のように感謝の祈りを捧げましょう。
その感謝の祈りが守護霊や神様との繋がりを強くしてくれるのです。
また、個人的に祈りを届けたい神様や仏様がいるというのであれば、詳細を添えてご依頼ください。
施術を通して神や仏に祈りを届けることもできますので、遠慮なくご依頼いただければと存じます。