三日月はづきです。
今回は「不登校」について語らせていただきます。
今、お子様が不登校になっている方はもちろん
不登校ではなく問題なく学校に通うことができている方も最後までご覧いただければ嬉しく思います。
あまりこのような事を申し上げたくはないのですが…
どのような子供でも不登校になる可能性はあります。
経験上、子供の心は非常に不安定です。
大人の心が鋼であれば、子供の心はガラス細工のようなもの。
ちょっとした衝撃で簡単に割れたり崩れたりするものなのです。
一度割れたり崩れたりすれば、元に戻すのは容易なことではございません。
だからこそ、両親による子供の心のケアや管理が重要になってくるのです。
すでに子供が不登校になってしまっているあなたへ
まずは自分を責めないであげてください。
特に真面目な方ほど
「うちの子が不登校になったのは私のせいだわっ!」
と、このように自分を責めてしまいがちです。
ですが多くの場合、子供が不登校になってしまう理由は親御さんではなく、「外的環境」にあります。
外的環境とは
- 学校生活
- 習い事
などがそれにあたりますね。
1日の大半を自宅の外で過ごすわけですから、子供にとっては家よりも外での影響の方がはるかに大きいのです。
不登校になった理由を子供に聞くべきか?
多くの場合、不登校は突然始まります。
いえ、正確には不登校になる前にその予兆を子供は見せるのですが、予兆の見せ方が子供はうまくありません。
ですので観察力のある方でもその予兆に気づかないことが多いです。
そしてその予兆とはあなたへのSOSです。
助けて欲しい、気づいて欲しい。
という助けのサインなのです。
直接親に言わないのは子供なりのプライドがあるからです。
それに気づかないでいると、子供はあたかも突然
「もう学校に行きたくない」
と自分の部屋に閉じこもることになります。
そして多くの場合、その理由は語ってはくれないものです。
なぜならSOSに気づいてくれなかったことを「裏切り」だと感じてしまうからです。
そして登校を拒否し、自分の殻に閉じこもってしまうと両親からの干渉も拒絶することがございます。
お伝えした通り子供の心はもろく繊細ですが、不登校になってしまった子供の心はすでに崩壊済みであると考えてください。
ですから余計な刺激を与えないのが一番です。
不登校の理由を聞くというのも大きな刺激となりますので、なるべく触れないようにすると良いでしょう。
不登校となった子供とどう接すれば良いのか?
スピリチュアル的な観点から語らせていただくと「癒し」を与えてあげてください。
別に高度なヒーリングなどは必要ありません。
熟練のヒーラーの素晴らしいヒーリングよりも、血の繋がった肉親であるあなたの言葉の方がはるかに効くヒールとなるのです。
子供の崩壊した心は簡単には戻りませんが、時間をかければ話は別です。
あなたが愛情を持って接して手厚く癒してあげれば、はじめは閉ざしていた心も徐々に開かれていくことになるでしょう。
ホームスクーリングや学校復帰は二の次で、子供の心を癒すことを最優先にしてあげてください。
親御さんとしては貴重な学校生活を放棄してしまうことへの不安や焦りはあるでしょう。
ですがだからといって無理矢理学校に行かせようとしたり、折檻をしたりするのは逆効果になりますのでお控えください。
繰り返しますが、登校拒否をした時点でその子の心はすでに壊れている可能性が高いのです。
追い討ちをかけるようなことをしては、より復帰が遠のいてしまいます。
不登校した子供への癒しの与え方
不登校の子供への癒しの提供の仕方は決して難しくはございません。
親であるあなたの「優しい言葉」が一番のヒーリングとなります。
声色や言葉をなるべく優しくふんわりしたものになるよう調整してください。
例えばご飯が出来た時
「ご飯が出来たわよ!!!!!!!!
何度呼ばせるの!!!さっさと降りてきなさい!!!!!!」
といったように怒鳴るように呼ぶのではなく、
「ご飯が出来たよ、早く降りてきて一緒に食べよう」
このように優しく、動物に語りかけるように心がけてみてください。
学校で勉強することが子供の仕事だと思っている方は多いので、その義務を放棄して部屋に引きこもるようになると苛立ち、怒りを子供にぶつける方も多いです。
ですが、そのようなことはお伝えしたように逆効果になりますのでおやめください。
別に遜ったり、甘やかす必要はございません。
時には叱ることも必要です(ただ、その際も怒鳴ったり汚い言葉を使ったりしないこと)
お子様の心は壊れているとお伝えしましたが、「怪我人」なのです。
子供が怪我や病気になれば優しく接すると思いますが、その時を思い出し、その時のように接してみてください。
今は元気に学校に行っている子供について
今は学校に通っていて特に不登校するような気配も無い。
しかし、そのような子供でも不登校になる可能性は十分ございます。
性格がどんなに明るくても、どんなにクラスのムードメーカーでも、どんなに友達が多くても、
それは変わりません。
本当に些細なことで心のバランスが崩れ、不登校になってしまうこともあるのです。
例えばこのような理由で不登校になることもあります。
- クラスメートが自分をいじめる夢を見て不安になったから
- ドッジボールで顔面でボールを受けてしまいそれがトラウマになったから
- 気になっていたクラスメートに彼氏ができたことがわかったから
- 図画工作の時間で作った粘土細工を友達に馬鹿にされたから
信じられないかもしれませんが、それほどに子供の心は不安定だということです。
ですが子供の心を安定させる一つの方法がございます。
それは「よく褒める」ことです。
これもヒーリングのようなものですが、子供のほとんどは「褒められると伸びるタイプ」です。
特に小さな子供ほど両親の愛に飢えております。
そんな愛を最も強く感じる時こそが「褒められる」時なのです。
ですので、小さなことでも少し大袈裟に褒めてあげてください。
NGなのはよく見られるような
「ウチの子なんて全然ダメで〜〜〜
その点、お宅の◯◯君なんて本当に優秀で羨ましいわ〜〜」
と自分の子供を下げて、相手の子供を立てるような行為です。
特に自分の子供の前でそのようなことをしてしまうと愛情や自己肯定感が薄れ、心の不安定さに拍車がかかりますのでお控えください。
褒めれば褒めるほど愛情深い子になり、心は安定していき、不登校になるリスクを減らすことができるのです。
最後に
今回は不登校の子供への接し方をお伝えしましたが、一朝一夕で簡単できるような問題ではございません。
自分では手に負えない、一刻も早くになんとかしたい!
とお悩みの親御さんはどうかこの私までご相談ください。
きっとあなたのお力になれると思います。